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映像制作のワークフローと制作の3つのコツを解説します

こんにちは。山口県を拠点に活動している映像クリエイターの松浦です。


今回は企業のマーケティングや広報に携わっている方に向けて、企業向けの動画制作の基本的なワークフローと、クリエイターとコミュニケーションを取りながら、スムーズに制作を進めていくコツについて解説していきます。同じ内容は、こちらの動画でもご覧いただくことができます。




自己紹介・概要

僕は企業のブランディング映像や企業紹介動画といった、企業VP(企業ビデオパッケージ)と呼ばれるものやテレビCMなどを個人で制作しています。最近は東京のプロダクションでディレクターとしての仕事も受けていますが、9割以上は個人での受注なので、基本的に制作の上流から下流までのすべての工程に携わっています。


マーケティングなどに動画を活用したい人は多いと思いますが、動画制作を依頼したいとしても、どういった流れで制作が進んでいくのか、全体像がわかりにくいですよね。


ワークフローがわからないと、どこにどんな労力やコストがかかるのか想像しにくいですし、予算や納期の設定もしにくいと思います。そこで、この動画では、動画制作の基本的なワークフローについて説明していきます。


ワークフローを把握しておくことで、制作を進めるうえでの安心につながりますし、コミュニケーションが円滑になったり、予算や納期などの設定にも参考になると思います。


企業のマーケティングや広報に携わっている方や、制作を行う側の両方にとって、より良い関係を築きながら制作を行う上でとても大切な内容なので、参考になったらうれしいです。


映像制作ワークフローの全体像

では、まず最初に、映像制作ワークフローの全体像を説明します。

映像制作ワークフローの全体像
映像制作ワークフロー

順番に、ヒアリング、お見積り、企画・演出、撮影準備・ロケハン、撮影、編集、仮編集のご提出・フィードバック、修正、カラーコレクション、カラーグレーディング、テロップやグラフィックスの追加、サウンドデザイン・MA(整音)、納品、アフターフォローといった流れです。それでは順番に解説していきます。


ヒアリング

まず、ヒアリングについてです。

まず最初に、ご依頼いただきたい内容について詳しくヒアリングしていきます。

何から伝えたら良いかわからない方もたくさんいると思いますが、それでも大丈夫です。


僕の場合は、事前に必要な質問項目を決めてあるので、基本的にはその内容に沿ってヒアリングしていきます。僕がヒアリングで確認している項目は、以下の画像の通りです。

ヒアリング項目

ただし、これは制作の内容によって項目を分けています。

例えば、ブランディング映像であればブランドのもつ価値や差別化のポイントなどについてもどんどん掘り下げていく、といった具合です。僕の場合、一方的に問いかけるというよりは、対話をしながら一緒に方向性を探っていきます。


お見積り

次に、ヒアリングをもとにお見積りを行います。

おおよその企画案もイメージできていた方がお見積りもしやすいので、制作者側はこの段階で大まかな企画案を考えることもあります。


制作が進んでいってから、予算と制作費が合わないといった問題が発生しないように、この段階でしっかりと予算と制作費のすり合わせを行い、納期と入金日も曖昧にならないように決めてください。


企画・演出

次に、企画と演出を決定します。


企画

制作の内容によっては、単発の動画だけでなく、いくつかの動画をシリーズ化して制作していくこともあります。


企画とは、そういったプロジェクト全体のコンセプトを決定したり、

今回の制作での目的や目標、誰にどのように届けるのかといったことを設定したり、表現の方法やストーリーラインを決定したりする工程です。


演出

演出では、企画の内容に基づいて、具体的な表現方法や視覚的な要素などを考えます。


最終的な完成形をイメージしながら、どこで何をどのように撮るのか、カメラワークや照明、編集の演出などの要素を決定し、演出プランやコンテに落とし込みます。


制作者にとっては、この段階でリファレンスになる参考の映像をたくさん見ておくと、演出の発想の幅が広がるので、僕の場合は、この段階で数十本から数百本の映像に目を通します。


企画は徹底的にロジカルに考えて、演出ではそのロジックから逸脱しないように表現方法を肉づけしていくイメージです。以上が企画と演出についてです。


撮影準備・ロケハン

次に、企画と演出が決まったら撮影準備とロケハンを行います。


撮影準備

撮影準備では、撮影のスケジュールやロケーション、出演者、人員、使用する機材などを決定して手配したり、演出の内容に合わせて準備を進めていきます。


野外での撮影の場合は、天候によって撮影を延期する場合もあるので、撮影日は予備日も設定しておいた方がいいです。


ロケハン

ロケハンでは、演出プランに沿って決定したロケーションを実際に訪問し、現地での撮影条件や撮影方法などを確認します。


ロケーションの状況は時期によっても変わってくるので、

現地の情報に詳しいフィルムコミッションの方やその地域の方とつながっておくと情報収集しやすいです。


場合によっては、ロケハンロケのようなかたちで、ロケハンをしながら、必要な動画素材を撮影していくこともあります。


ちなみに、制作の内容によっては、ロケハンができないままいきなり現地に飛び込んで撮影する場合もありますが、僕はそういった撮影もけっこう得意です。これまでイベント系の撮影を150本以上は経験してきて、現場での対応力があるからだと思います。


制作は準備が8割という考え方もありますが、僕の場合も、撮影前に撮影日当日の細かな動きなどを何度もシミュレーションするので、ある意味撮影準備が一番神経を使います。


当日のシミュレーションをするためにも、制作者はロケハンができそうであれば、事前に撮影地を見ておくことがおすすめです。以上が撮影準備とロケハンについてです。


撮影

次に、撮影を行います。

撮影当日は、クライアントさんを含め、撮影スケジュールを再度確認し合ってから、撮影を進めていきます。


撮影前には機材や照明、カメラなどをセッティングしたり、モデルさんがいる場合はメイクや衣装の準備を進めたりします。場合によっては、インタビューなども撮影していきます。


編集

撮影が終わったら、事前に決定していた構成に沿って編集を行います。


この段階では仮編集なので、細かな色調補正などはまだ行わず、演出を加えていない状態の構成を仕上げていきます。


効果音や環境音などの細かなサウンドデザインもまだ行いませんが、音楽はつけておくと完成した時の印象が伝わりやすくなります。


その他、撮影当日で想定より良いカットが撮影できたりした場合や、編集を進めてみたらイメージと異なる場合などは、カットやシーンを差し替える場合もあります。


仮編集・フィードバック・修正

次に、仮編集した動画をクライアントさんに提出し、フィードバックを受けます。

仮編集・フィードバック・修正

ただし、フィードバックといっても、どこをチェックしたら良いかわかりにくいと思います。


フィードバックで確認することは、例えば以下のような内容です。

・その構成やストーリーで伝えたいことがしっかりと伝わっているか

・映像の音楽やテンポ感、全体としての印象がイメージと合っているかどうか

・画面のなかに映ってはいけないものが映り込んでいないかどうか


文章化して伝えると手間がかかる場合もあるので、事前に修正点を書き出しておいて、

Zoomなどリモートで画面共有をしながらフィードバックをすると認識のズレがなくスムーズです。


修正

次に、フィードバックをもとに修正を行います。


この段階で骨組みとなるシーンとカットの構成を完全に固めていきます。

スムーズに制作を進めるためには、この修正の段階で、しっかりと構成を固めた方がいいです。


場合によっては何度かフィードバックをいただきながら、構成を固めていきます。

構成が固まったら、次の段階に進みます。


カラーコレクション・カラーグレーディング

次に、カラーコレクションとカラーグレーディングを行います。


カラーコレクションは画面の明暗差であるコントラストや色味などの、色調補正のことです。


補正を行なったあとは、カラーグレーディングによる映像の演出を行います。


こういったカラー編集以降の編集は、料理に例えると味付けをしていくような段階になります。味付けをしたあとに元の段階に戻すことは、できなくはありませんが、その分制作期間が伸びてしまうので、カラー編集に入る前に構成を固めておくとスムーズです。   


テロップ・グラフィックスの追加

次に、テロップやグラフィックスを追加していきます。

具体的には、動画の場面ごとにタイトルを入れたり、会話やセリフに字幕を入れたり、CGなどを使って視覚的な演出を加えたりします。


この段階で、フィードバックが必要な場合は、もう一度フィードバックを行います。

特にテキストの視認性であったり、場面ごとの展開のわかりやすさだったりをチェックすると良いと思います。


サウンドデザイン・MA(整音)

次に、サウンドデザインとMA(整音)を行います。


サウンドデザイン

動画を構成する要素は大きく分けて光と音の2つなので、音はとても大切です。

サウンドデザインでは、会話やセリフなどの声や、効果音、風や街中の喧騒などの環境音、音楽などを組み合わせてデザインしていきます。


MA(整音)

MA(整音)の段階では、強調すべき音が際立つように調整しながら、全体の音量のバランスを整えたり、雑音になるようなノイズを抑えたりしていきます。

品質の高い整音には、制作会社やポストプロダクションのスタジオが必要ですが、

個人で活動しているMAミキサーさんに外注する方法もあります。


サウンドデザインが終わったらクライアントさんに最終的な確認をしていただき、問題なければ納品になります。僕の場合は、SNSに掲載する時のアフターフォローをすることもたまにあります。


ここまでが、動画制作のワークフローについての解説です。


スムーズに制作を進める3つのコツ

最後に、これを踏まえてスムーズに制作を進めるコツを3つ紹介します。

①制作全体のワークフローについて共通認識をもつこと

②進捗状況についてこまめにコミュニケーションをとること

③制作過程ごとに内容をしっかりと固めてから、次の段階に進むことです。


動画制作といっても、制作者だけが一方的につくりあげるものではないので、双方のコミュニケーションがとても大切になってきます。進捗について共通認識をもつために、この動画を共有していただいても大丈夫なので、よかったらご活用ください。


以上が、スムーズな制作のためのコツになります。



▽ Zoomでの質問・相談

「企業で映像を活用したいけど、どうやって活用したら良いかわからない」

「映像制作を依頼してみたいが、どうやって依頼したら良いかわからない」

「どれぐらいの制作費がかかるのか知りたい」など

質問や相談のある方に向けてZoomで無料相談をおこなっています。


ご関心のある方は、所属・氏名・ご用件・ご連絡先を明記のうえ

下記メールアドレスまでお気軽にお問合せください。

sizukufilms@gmail.com


▽ Profile

映像クリエイター Filmmaker / Director

松浦竜介 Ryosuke Matsuura

ドキュメンタリータッチの撮影手法や美しい画づくりが得意です。

主に企業のブランディング映像や紹介映像などを制作。


以上、今回は映像制作のワークフローについて解説をしてきました。

最後までご覧いただきありがとうございました。



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